ヴィジョン・ミッション

ヴィジョン

vision

みらいを創る、いまを育む。

HANAIみらい保育園、愛育園は子どもを育てる場所ではなく、子どもが育つ「環境」をつくる保育園です。
大人主体の特定のカリキュラムを教育していくのではなく、五感を育む、主体性を育む、優しさを育む、多様性を肯定する、健康なからだをつくる、保護者と地域社会と共に育む、の6つを合言葉に子ども主体の「環境」をつくっています。

3つ子の魂百までという言葉がありますが、この成長めざましい時期の「環境」はとても大切です。
ヒトが誕生し、人間になっていく過程において、どのような人間に成長していくか・・・それはそこにかかわる人、モノ、自然、全ての「環境」次第です。

百までの「みらい」を創る為にも、3つ子の「いま」を丁寧に育みましょう。


ミッション

mission

1. 五感を育む

五感は生きていく上でとても重要です。
また五感を通じて様々なものを感じることは、人間の営みを豊かにしてくれます。
考えることが多すぎる世の中。
ただ純粋に感じることを大切にしたいですね。

「お散歩」

お日さまが顔を出している時は、どんどんお散歩へお出かけします。
お散歩は、自然とたくさん歩くことに繋がるので、子どもたちはとても体力がつくようになります。
また、四季折々の自然のうつろいや、変化する街並み、いろんな色や形、匂いにも出会います。
さらにはお友だち同士で手を繋いで歩くことができるようにもなったり、道行く人たちと挨拶したり交流も生まれます。
一見歩いているだけのように見えるお散歩・・・実はこんなにも充実した大切な時間なんですね。

「園バス みらい号」

わたしたち、実はワープできるんです。
ワープマシン。その名も園バス「みらい号」。
みらい号は、歩いて行けないような様々な環境にわたしたちを連れて行ってくれます。
山の上の畑に行ったり、海や水族館にも行くことができます。
桜が満開の季節には、綺麗な桜並木を観に行きます。
園の場所に関係なく、子どもたちの過ごす日常が豊かにできる。そんな環境を作っています。

2. 健康なからだをつくる

「うた、体操、リトミック」

「学ぶ」の語源は「真似る」と言われています。
お気に入りのうたの歌詞を覚えて歌えるようになることや、大きな声を力いっぱい出すこと。
先生の体操を見よう見まねで同じように体操ができるようになること。
音が大きかったり、小さかったり、早かったり、遅かったり・・・音の持つ感触を身体で感じること。
うたや体操、リトミックは、楽しい中にこんなにもたくさんの学びがあるんですね。

「食育・農育」

食べることは、生きること。
わたしたちは日々食べることによって命を繋いでいて、食べたものがわたしたちを作っています。
だから食べるものを「身体を作る食事」と「文化を楽しむ食事」の2つに分けて丁寧に考えることにしました。
「身体作る食事」は、日本本来の食生活を基本に、無農薬、減農薬野菜をできるだけ取り入れること。化学調味料を使用しないこと。砂糖を使用しないこと。をはじめ、牛乳ではなく麦茶の提供。地元の魚屋さんの新鮮な魚の提供。等、使う食材、原材料を一つ一つ考えながら作っています。

一方で「文化を楽しむ食事」は普段提供しない牛乳の提供や、日本各地のご当地グルメ、世界の食文化の献立を進めています。
モノは壊れても替えがききますが、わたしたちは替えがききません。
身体と向き合って丁寧に考えていきたいですね。

3. 主体性を育む

大人主体の教育カリキュラムではなく、子ども主体の「環境」を。
どのようなおもちゃを選ぶか、朝の会をやるやらない、お散歩に行くか行かないか、なんの歌を歌うか等、日常生活において「自分の頭で考えて自分で行動することのできる力」をつけていくことは、自分の自信や納得感に繋がり、自己肯定感を豊かに育みます。
幼児クラスでは、さらに主体的に毎日を過ごし、何か必要があれば子どもたち同士で話し合いをして物事を解決することを学びます。
そこから主体性、意欲、諦めない気持ち、仲間との喜びと悲しみの共感、対話力を身につけていきます。

4. 優しさを育む

どんな家庭もいつかはみんな末っ子に。
でも保育園ではみんなお兄ちゃん、お姉ちゃんになれる環境です。
わたしたちの環境は、他のクラスのお友だちとの距離がとても近いことが特徴です。
いつの間にやらお兄ちゃん、お姉ちゃんが下の年齢のクラスのお友だちのお手伝いをしてくれたり、赤ちゃんの頭をヨシヨシしてくれたりします。
このような環境は、わたしたちに性善説を感じさせてくれます。
大人の指示を受けているわけではないのに、自然と笑顔で自分より弱い存在に優しくできる。
そんな優しい環境は、世界を平和にできるのではないかと信じて疑いません。

5. 多様性を肯定する

子どもも大人も一人一人がみんな違います。
何が正解か不正解か、何をやるべきかやらないべきか、ではなくて、
一人一人の多様な考え方、価値観が肯定される優しい環境をわたしたちは作ります。
人はしばしば正解を求めがちのように思います。
またそれに反するものを否定しようとしてネガティブな環境が生まれているように思います。
コミュニティごとのルールはあります。しかし正解はありません。
多様性があるからこそ、地球は楽しい。そんなポジティブな環境、素敵じゃないですか?

6. 保護者と地域社会と共に育む

わたしたちはご家庭とかなり近い距離で関わらせて頂いています。
それは皆さんと一緒に子どもたちの育つ環境を作ることが重要だと思っているからです。
なので日常的に他愛のない雑談から、必要だと思っていることについては遠慮なくご意見申し上げています。
今わたしたちは、家族とは何かについて考えるフェーズにきていると思っています。
その中で皆さんとは家族だと思って関わらせて頂いています。
家族は家族でも、家に上がったりお金の貸し借りはしないけれど、醤油の貸し借りはできるくらいの距離感です。
そんなコミュニティだったら変な気遣いもなく、一方でずっと地域の子どもたちの見守りができる。
そのくらいの「緩さ」のある社会は実はとても平和な社会なのではないか?と思っています。